因幡修次という名の妖怪の音楽~Music of the monster named Shuji Inaba~

2012/03/11

『いのちのはからい』


2011/03/06 出雲 LIBERATE   <Youtube URL>        


作詞/作曲 因幡修次

命 ただそこに在る
見えないからこそ愛しいのだ
ああ 命 ただそこに居る
命の尊さみな同じ
涙の重さが重いほど強くなれること
心の痛みがわかるほど優しくなれること
誰とて神にはなれなくて 
神とて心にゃなれぬもの
命 ひとつっぽっち
嗚呼! 命…たったひとつっぽっち

命 ただそこに在る
敬うからこそ儚いのだ
ああ 命 ただそこに居る
命の重さはみな同じ
生きてく覚悟が出来たなら男になれること
愛する強さを知ったなら女になれること
誰とて神にはなれなくて
神とて心にゃなれぬもの
命 ひとつっぽっち
嗚呼! 命…たったひとつっぽっち

涙の重さが重いほど強くなれること
心の痛みがわかるほど優しくなれること
誰とて神にはなれなくて 
神とて心にゃなれぬもの
命 ひとつっぽっち
嗚呼! 命…たったひとつっぽっち



2011年の2月の初め。

"突然病魔にとりつかれた、音楽大好きの娘のために、何か歌ってやってほしい"
ネットの親友であるMさんのお嬢さんNさんの為に、一気に作り上げたというこの曲。

MさんもNさんも実際には誰なのか知らなくても、
この曲にこめられた思いに賛同して
"Nさん聴いてね、頑張ってね"と、沢山の方々がカバーしてくれた音源たち。

Nさんもこの音源たちを、病室から携帯で何度も何度も聞いていたという。


そして、2011年3月11日14時46分。


まだ受け入れきれない映像がTVから流れ、信じられない数の命が奪われた。
そして、信じられない数の人々が、いまだにつらい現実と戦われている。

この曲を知ってる方、カバーしてくれた方々の中にも、
被災地におられたり、怖い思いをされた方々がいた。
被害情報を見るたびに、被災地の家族や友人を心配する方々がいた。

そういう方々の中から、この曲を口ずさんだり聴いたりして、
ひと時でも癒され、元気をもらったという声が届く。

もし、自分の歌で元気を送れるのなら、と
カバーしてくれる方々からの音源がまた増えた。

そして、ご自分や家族が命がけの病と闘われている方々が、
最近この曲を知って、慰められているとメッセージも届くという。


Nさんだけではなく、病気と命がけで戦っている方々への応援歌として、
そして、東日本大震災への鎮魂歌として
この曲を因幡さんは歌われている。

「いのりBOX~いのちのはからい~」には、
賛同して歌ってくださったネットシンガーの方々の『いのちのはからい』と
Nさんや被災者の方々に歌われた歌がつまっている。


ご病気と闘っている方々。そのご家族の方々。
震災のつらい現実と戦われている方々。悲しみに歩けずにおられる方々。


祈っています。
今日という日だけではなく、いつも心の片隅でですが、祈っています。

どうか、ちょっとでも、いい方向に向かう明日でありますように。
少しづつ、少しづつ、笑顔を浮かべられる明日でありますように。