因幡修次という名の妖怪の音楽~Music of the monster named Shuji Inaba~

2012/06/17

『何事のおはしますをば知らねどもかたじけなさに涙こぼるる』

歌:忘れな草さん  <Youtube URL>


歌:apitaさん <Youtube URL>


歌:因幡修次 <Youtube URL>



作詞:apita 作曲:因幡修次

あなたが我らに望むことは 
私はとっくにわかっています
自然を育み授かる恵に 感謝する心

あなたが我らに願うことは
私は真っすぐ感じています
日々の暮らしが笑顔に溢れ 愛しむ心

愚かさ蔓延る現在(いま)の人々に あなたの尊さ教えてください
何を護り何を捨てるのか 生きるその道に光をください

心静かに手を合わせ 見えぬあなたを想うとき
何事のおはしますをば 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる


あなたが我らに望むことは
きっとみんなわかっています
人に寄り添い手を差しのべる 幇助の心

あなたが我らに祈ることは
きっとみんな感じています
命を奪う愚かな真実に 気付く心

誰の為に何の為にだけ この世は永遠に続いてゆくのか
たった1つの命さえ 欠かせぬ魂に光をください

心安らかに手を合わせ 天に昇った数多の御霊よ
何事のおはしますをば 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる
何事のおはしますをば 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる
涙こぼるる



ネットシンガーのapitaさんと因幡さんの肉○関係(正しくは合作)は、
このお歌で10曲目になるそうだ。


西行法師が詠んだこの句について、初めて知った思いを、
ネットシンガーのapitaさんがブログに書かれたのは、4月の頭のこと。

それを詩に書き上げておられた記事を拝見した時には、
”この詩というか、句に、メロディつけられるんだろうか・・”とひそかに思っていた。

10人目のお子さんにもなると、安産(あっという間にお歌ができあがる)・・なんてことはなく、
表には出ないところでの産みの苦しみを乗り越えられて、
やっと発表できることになったこのお歌。

お二人の思いもひとしおだったと聞く。


そして、apitaさんがStickamに上げられた音源を聞かれて、
因幡さんの昔からの大切なお友達の歌姫、忘れな草さんが
歌ってくださることになった。
最近とても大変な思いを乗り越えられて、歌うことを取り戻された彼女の歌声は
透明で深くて優しくて大きい。

apitaさんの動画では、スティッカムにあげられた動画の音源が使われている。
というより、この思いのこもった音源を、是非Youtubeに載せたいという、
因幡さんの発案がきっかけでこの動画が作られた。

因幡さんはこのお歌を一人でも沢山の人に歌ってもらいたいと、
ご自身のGuitar演奏だけの音源を用意された。(カラオケという言葉は使いたくないのでパス)
Guitarと演奏を変えた3パターン。URLはこちらからどうぞ。




このお歌を聴いた時、
今まで生きてきた経験とこのお歌を重ねた時、
何を感じますか?

若い人(という言葉がすんなり出るのは悲しいが)には、
即座には理解できないかもしれない”何か”、
逆に、このお歌で、その”何か”を感じられる大人になって欲しい
そして、感じられる人間でいたいお歌だと思う。