因幡修次という名の妖怪の音楽~Music of the monster named Shuji Inaba~

2012/04/05

『倒錯と恍惚』

倒錯と恍惚Ⅱ      歌:因幡修次   <Stickam Video>


倒錯と恍惚Ⅰ      歌:apita   <Stickam Video>



倒錯と恍惚Ⅰ      作詞/apita 作曲/apita
倒錯と恍惚Ⅱ      作詞/apita 作曲/apita/因幡修次

とかく女はキツネの如く
鏡に映し悦に入る
倒錯の刹那を肌で知り
滑り(ぬめり)痺れて我を捨てる

とかく女は蛇(じゃ)の如く
男を真綿で締め付ける
贖う(あがなう)罪を舌先で
転がし吸付き我を捨てる

あぁ どこまで堕ちるやら 地獄の果てまで突き刺して
あぁ 素肌が軋む夜 地獄の果てまで燃え尽きて


とかく女は天女の如く
薄絹まとい身をほだす
淫靡の世界と恍惚に
溺れて囚われ我を捨てる

とかく女は獣の如く
男の背中に爪を立て
激しく求めて身を反らせ
静寂(しじま)の中で我を捨てる

あぁ どこまで堕ちるやら 地獄の果てまで突き刺して
あぁ 素肌が軋む夜 地獄の果てまで燃え尽きて



因幡さんのお歌のジャンルって、すごく分類しにくいと思う。
アルバムそのものも、アルバムの中の一曲一曲ずつも、それぞれが違っていて、
CDをジャンル別に並べていたレコードショップ屋さんは、困ってしまって
アーティストのお名前順に並べ替えたこともあるんじゃないかと思う。

ネットでも、色んなテーマや思いを込めた作品を歌われている。
恋愛、家族、原爆、反戦、お酒、世論風刺、そして、命、祈り、3.11、原発、怒り。

また、ネットでしか歌えない(アルバムに入れたら即xx)テーマや言葉が
散りばめられた作品も多い。
例:『らりぱっぱァ~~』

そして、ご自分が大好きなせいなのか結構多いのが、
"皆さん、その気になりませんか~”というか、ピンク系というか、エx系というか・・性を扱った楽曲。
例:『復讐するにはワレメにあり』『アナルの中に棲む女』

性を扱った楽曲・・なぜかどの曲もかっこいい。
言葉の選び方とかメロディの一体感が、なんともいえない。
”このお歌が好きだ~”とおおっぴらで言いにくいし、
口ずさむのには人目を考えなきゃいけなくて、なんか八つ当たりしたくなる。


で、apitaさんが、”わし(注:女性です)も、少子化問題テーマに挑戦する~”と
素敵な表現で作られた、この曲。

一度は完成して聞かせていただいたのだが、
その後、”もうちょっと・・”と、サビを追加された詩をブログに載せられた。

それを見た因幡さんは、早速勝手に、”こんな感じかな~”と
サビのメロディを口ずさんで作られたのがⅡ。
apitaさんは、ブログに載せる前にもちろんメロディを作られてたので、
それがⅠと呼ばれている。



倒錯と恍惚Ⅰ      歌:tika_mano <Stickam Video>



因幡さんapitaさんとも仲良くされている、Stickamのお仲間、tica_manoさん

大人の可愛さと哀しさと色っぽさを全部持っているその歌声は、このお歌にぴったりと、
apitaさんが歌って欲しいと依頼されたそうな(ブログ記事)


"地獄"を味わっている女性のドラマ。

その女性の表情やしぐさを、じっと哀しげに見つめながら、
その状況を伝えようと、歌っておられるようなapitaさん。

その女性の味わった気持ちを思いながら(思い出しながら)、歌っておられるtica_manoさん。

その女性と地獄の底まで一緒に落ちて、一緒に歌っておられるような因幡さん。
(地獄の鬼とは違います)。

それぞれ歌われ方が違うんだけれど、とても味わい深い、大人の夜のお歌です。
呑める方は、お酒片手にどうぞ。。

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