因幡修次という名の妖怪の音楽~Music of the monster named Shuji Inaba~

2012/03/19

『Yes!we can Ⅱ』『Yes!we can Ⅰ』

『Yes!we can Ⅱ』




『Yes!we can Ⅱ』 作詞/apita 作曲/因幡修次
『Yes!we can Ⅰ』 作詞/apita 作曲/apita


今度は何が欲しい?
油まみれの利権か?
それはとっくに手にしてるじゃないの
「我々には出来る!」
そうさ 不可能なんて言葉は無い
睨みをきかせれば みんな沈黙する
yes we can

牙をむけば 原子爆弾落とすぞ
我等は正義だ!間違っていない
裏切れば 枯葉剤撒くぞ
みんな手を繋ぎ 仲良しこよし
足並みそろえて 前へ進もう
怯えなくていい 我等に従えば
誇り高きUnited States Of America

自由と愛の国 とても強い国
正義を誇る国 世界の親分アメリカ


今度は何が欲しい?
人々の命か?
それはご勘弁 もうたくさんでございます
「我々には出来る!」
ゲーム感覚で命もピンポイント
真実流すな!!いかれたウィキリークス
yes we can

クリントン女史も たいそうご立腹
我等は正義だ いつも正義だ
裏切れば ボタン押してやるぞ
戦争なんて 嫌いに決まってる
頼まれもしないのに わざわざ出向いて
武器をちらつかせ 秩序を保つのさ
誇り高きUnited States Of America

自由と愛の国 とても強い国
正義を誇る国 世界の親分アメリカ


マイケル・サンデルさん 答えて下さい
広島 長崎 本土空襲は
戦争犯罪もアメリカでは正義なの?
誇り高きUnited States Of America

自由と愛の国 とても強い国
正義を誇る国 世界の親分United States Of America
yes we can



ある日、apitaさんのブログに書かれた詩。

その夜、開かれた因幡さんのライブ部屋。
"あの詩、曲つけたいな~という気持ちがわいてくる”という因幡さんと
"是非是非つけてくださいよ~"というapitaさんの
ほとんど阿吽の呼吸で、肉○関係の約束が成立。

燃えた因幡さんが、徹夜で作り上げられたのが、『YES!we can Ⅱ』

めちゃくちゃ気に入られたapitaさんは
”『Ⅰ』は忘れました~。なかったことに~”みたいにおっしゃって。

なかなかライブをされる時間が取れないのもあって、
『Ⅰ』を聞かせてもらえる機会はそうそうなく・・。

先日、やっと聞かせてもらえる機会があり、
入手した(方法は秘密)apitaさんの歌われている『Ⅰ』の音源を
因幡さんが耳コピーでカバーして、一時期、Stickamの動画にアップされていた。


生まれたのはもちろん『Ⅰ』が先なのだが、
ネット上で公開されたのは『Ⅱ』が先で、
なおかつ、お互いのメロディは聞いたことがない状態で生まれている。
とっても面白い関係のこの2曲。

apitaさんの"怒り"をそのま叩き込んでる凄みのあるメロディと、
巻き舌全開、アドリブ満載の歌い方と、迫力のあるボトルネックの演奏は、
この曲は色んな意味でとても怖くて歌えない・・
と、誰もが思うんじゃないかと感じた『Ⅱ』。

少し・・じゃないな、だいぶ昔、昭和の半ば。
髪の毛伸ばして裾の広がったパンタロンをはいたお兄ちゃんたちが
芝生の上に胡坐かいて、ギター抱えて歌ってる反戦ソングやフォークソングのような、
その軽やかなメロディが、詩にこめられた怒りを皮肉にかえてるような『Ⅰ』。


『Ⅰ』の音源は、今はネット上になくて、ここに紹介できないのが残念。
是非、、因幡さんかapitaさんのライブで。




2012/03/22 追記




実は、この記事を書いてアップしようとした時にはじめて、
因幡さんの『Yes!We can Ⅰ』のStickam動画が消されているのに気がついた。
改めて『Ⅰ』がなくて残念という形に、書き直してアップした。

因幡さんになぜ消されたのかとお聞きしたら、
"『Ⅱ』はわしの歌やが、『Ⅰ』はapitaさんの歌だからなぁ”とのこと。

そのお話を聞かれたapitaさんが、時間を作って、
録音した音源をStickamにアップしてくださった。

さわやかさを感じるテンポで歌われている内容は・・やっぱり怖い。
ご本人のまっすぐで純粋な怒りとご本人を存じ上げてると・・もっと怖い。
是非、聞いて見てください。(携帯からは聞けません)

※Stickam動画及び音源は、サイトの運営方針変更により、すべて削除された。